http://www.100meterfilms.com/kihachiro.html
渋谷ユーロスペースにて。学生1000円でした。
『アサヒビールＣＭ集』
あさっひびーる♪ のメロディがひたすら頭に残った。
『花折り』
多少、退屈。楽しむには能・歌舞伎の基礎教養が必要なのかもしれない。
『犬儒戯画』
実験映画。サブカル。
『鬼』
不条理三部作の一つ。やはり、これを映画館へ見に行ったのは正解だった。作品全体の持つ生々しい恐ろしさが、家でDVDを見ているときの何倍もの強度で襲ってくる。
『道成寺』
不条理三部作の一つ。これも映画館で見ると印象が変わる。僧にしなだれかかる清姫の艶めかしさ、人形ゆえに変化しない清姫の表情とその逆に激しく乱れる髪の毛の表現の対立、雄弁に語りかけてくる人形自身の陰影、その全てが本当に素晴らしい。
『不射之射』
前の二つが余りに鬼気迫るものであったので少し毒気を抜かれる形になったが、原作の内容含めて面白い。映画館で見る必然性は無いかも。
『鬼』『道成寺』は映画館にわざわざ足を運ぶだけの価値はあった。ここで見れる作品のそのほとんどはＤＶＤで見れるのだが、興味があるなら是非映画館で見て欲しい。
