とらドラ! の話 その1

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この大河の書き置きって間違いではないんだけど、こういう問題意識の切り出し方こそtrue tearsで僕が烈火のごとく怒り出したやり方で、だからアニメに納得できて無いんだなーと思った。今までは未熟ゆえにダメだったのだから成長すればOKですね、という構造は決して現実を見たという事にはならない。成長してそれで届くのかどうか、という別問題が立ちはだかるから*1


ただTTさん邸で少し冷静に見たアニメは良い部分も多くて、原作至上主義ではなくなりました。




上記に関連するけど僕のとらドラ!の読み方って、「どういう人間がどういう行動を取ればどういう結末を迎えるか」というちょっと抽象化された構造を大事だと捉えていて(つまり一番最初の「この世界の誰一人……」のくだりをピュアに捉えてる)
なので原作ラスト近辺の大河関連のあっさりさというのは、むしろ凄く嬉しい部分だった。もう出来ている……どころか、実は最初から出来ていることなのだから、それは解決されてしまうものでしかない、という飛躍を最後の最後にやってしまうのが好き。

*1:それでも成長していかなければならない……というのは正しいけれど、最終回付近で言い出してくるのでその辺の厳しさは描写されない