サイコパス2期

典型的な続編。
設定の枠内に収まるテーマを選びつつ、この設定ならこんなシチュエーションが面白いんじゃないか、という場面を繋げて作られた感じ。
1期は見せたいことのために設定が使われていたのに対し、2期では立場が逆転してる印象を受ける。


テーマのスケールも1期に比べてかなり小さくなった。
1期は意思・権力・正義を中心とした思想的な側面が強かったのだが、2期はその辺りが大分後退して、シビュラシステムの設定に対する思考実験に近い話になってる。
まあ1期よりも2期の方がSFっぽいしテーマが絞られているとも言えるので、そこは人それぞれか。


細かいところが怪しい。
とりあえず国交省はネーミングセンスゼロ。パノプティコンってそんな名前のシステム採用されるわけねえだろ!
あと2期のシビュラシステムはいくらなんでも穴が有り過ぎるポンコツだったので、裁きがどうとか言ってないでさっさと廃棄して良かったんじゃないでしょうか。