魔の山」やたら時間かかったけど読み終わった。3週間もかけずに読むつもりが3ヶ月くらい読んでた気がする。


当たり前だけどドイツってのはドイツ観念論を生んだ国なんだなあとか
魔の山が書かれている一時大戦後の時点でビルドゥングスロマンを普通に成立させるのは困難であった(少なくともマンはそう思っていたであろう)ことが実感できて良かったとか、
ドイツ表現主義(映画)と時期的には被っているので関連性を考えたけどいまいちピンと来ないままだったとか、
「エンジニア!」とか「ココハマノヤマーミンナナオルー」とか言いながらクレソンをバリバリ食べる胡散臭い外人にカストルプを名乗らせた宮崎駿は天才すぎるなとか、
まあいろいろとあった。
宮崎本人が自分のやっていたことをルネサンスになぞらえている(要出典なので後で調べる)事、カプローニをルネサンスの人であると捉えていること、そして魔の山、という流れで整理するのが説明する上ではやはり一番分かりやすい。




あと全然関係ないけど、トーマス・マンという名前が正義超人っぽいことに気付いた。機関車超人トーマスマン。