シェイプ・オブ・ウォーター

5点よりの6点。
この映画で唯一面白いと思ったのは、
白人マッチョ男のストリックランドがトイレで手を洗うかどうかについて語り始めるところだけ。
この手のいかにもな作りの作品の場合、
テンプレ悪役以外のキャラに緊張感や多面性を持たせることが大変であるという問題を
いかにして乗り越えるかが勝負であると思うんだけど、
結局トイレのシーンからずっと、ストリックランド以上に不穏な描かれかたをしたキャラは居なかった。大変残念。
あとホフステトラー博士の扱いが適当すぎる。


ただ、最初からそういう勝負を投げた作品だと思って割り切れば、
娯楽作品として十分に気持ちよく見ることのできる映画だと思う。