はてなはリファが見れるので便利だな。メルブラやったのでその事を書こうかと思ってたんだが、せっかくだし反応してみよう。


こちら


>説得力はさほどない
確かにそうだと思います。ロックンローラーに向かって「常識的な格好しなさい」と言っているようなものなので、説得力という面では非常に弱いです。とはいっても、だからといって言う必要がないというのは、やはりコミュニケーションの放棄です。


>「恋愛資本主義」批判に対する視点が欠けている
特に異論が無いからです。「恋愛資本主義批判」は至極真っ当な話だと思いますが、その事と「電波男の掲げる代替案は正しい」とは等号では結ばれません。比較材料にはなりますが。


>「世界はこうなっているのだから諦めろ」以上の言葉には聞こえない
それは、元々それ以上の事は言ってないからです。こういうことを書くのはとても嫌なんですが、「世界はこうなっているのだから諦めろ」という論理は物凄く強力で、それを打ち崩すにはそれ相応の力が必要です。その上で、電波男は対話による解決ではなく(電波男当人は出版という形で対話しているのかもしれないが)、無視、放置という解決策を選んでいるがために反発を招き、それだけの力(世界を革命する力をbyウテナ)を持ち得ないだろう。そしてそれ故に、「諦めろ」もしくは「開き直れ」と言うしかない。で、そもそもただの開き直りだというのなら、最初はある程度ツッパるのもいいけど、そのうち世間からの誹りを甘んじて受ける必要がある。何故なら、ツッパり続ければいつか対話を行う機会にすら巡り合えなくなるから。何度も書くけど、ここの部分(誹りを受けるべき)を指して「恥を知れ」と書いたわけです。


最後の部分についてもうちょっと書くと、いつかもっと物凄い理論が出てくれば打ち破れるんじゃないかという期待の裏返しでもあって、電波男はおそらく勢いで(冒頭にも書かれていたように、負け犬女たちへの反発心が大きいんじゃないかと思う)書かれた物であるので、パワーはあっても論理はかなり挑発的で閉鎖的(少なくとも僕はそう感じた)。で、僕はこれじゃあ満足できない、もっともっと素晴らしい理論を! 誰もグウの音も出せない、本当の革命を! って感じなんですが、これ以上書くとなんだか悲しくなってくるので止めます。


あとここまで書いて何なんだけど、コミュニケーションなんか取る必要ないよ、閉じちゃえばいいじゃん? というのも、それはそれで別にアリかな、という気がしてきた。今はネットがあるから、その閉じた枠が小さくても、容易に仲間を見つけ出して枠の確認作業ができるからなあ。心の平穏は得やすい環境にあるから、少数派のままツッパり続けるのもいいのかもしれない。それをベストな戦略と取るか、病的で気持ち悪いと取るかは人それぞれだな。