ミシェル・ウェルベック「服従」

トリコロール/青の愛、トリコロール/白の愛、トリコロール/赤の愛 を見ることになったので、
現代フランスの自由・平等・博愛について予習するべく、
ウェルベック服従」を読んだ。




孤立に対するシステム的な対抗手段が
極右か宗教にしか用意されてない、というのをそのまま
ル・ペン VS イスラム政党 という構図で書いたら面白いのでは? という小説だった(ただし極右側の描写はない)。
イスラム教の描写はこれ以上ないほど単純化されているので、
イスラム教そのものは主人公のみならず作者にとってもどうでもよさそう。
主人公は基本的に 食欲 or 性欲 or CLANNADは人生 しか考えてない。


つまり
自由=食欲 平等=性欲 博愛=CLANNAD ということか……


つーか欧州は何回没落すれば気が済むんだ