映画「風立ちぬ」で最も異彩を放っているのは
子どもの頃にいじめられている下級生を助けるシーンなんだよね


飛行機(と女)についての話以外は基本的に存在しない映画なので、
あのシーンも飛行機(または女)と関係のあるシーンとして考えた方が良い
最も自然な解釈は、
弱い者を助けようという心の持ちようが飛行機を作る動機の一つである
(なので、夢の中で「敵国」ドイツの飛行機は描かれるし、いじめっこの言葉は理解不能である)というもの


映画「風立ちぬ」における二郎の幼少期の描き方は相当に練り上がっていて、
ほとんどそこで話は完結している