00年代を振り返って(2)

個人・もしくは既存と異なる経路で製作されたアニメの流通。およびCGアニメ。ほしのこえもあるけど、ポピーザぱフォーマーが2000年。蛙男商会やスキージャンプペア、ゴールデンエッグスなど、00年代に成功したCGアニメは結構ある。誰にも知られることなく消えたアニメも多いけど。新年も早速ダンカイカレーとウチュレイ! がHDDレコーダーに録画されててブチギレ気味。まあヒット率は低いものの、既存のアニメ見る層向けではない新たな分野なので発想や売り方が固定されない分、ちょっと面白い。かもしれない。そういえばファイアーボール売れて良かったです。


既存アニメ業界でのCGアニメというと、人間が出ないアニメならカービィが良かった。話も面白かったし。でもCGのネックはどうあがいても人間をどう自然に表現するかに尽きるので、人間の出ないカービィだとちょっと違う気がする。で、人間が出る3DCGのTVアニメで、思いつくのはSDガンダムフォースサルゲッチュSDガンダムフォースは製作形態がかなり革新的……だったものの、やはり人間をCGでやるにはまだ早かった。人間さえ出てこなければ見れたかもしれないんだが。サルゲッチュはその辺が大分クリアされていて、使いまわされるキャラクタは3DCG、使いまわされない背景や破壊シーンなどで手書きを使って補うという効率の良いスタイルが出来ていて、ああ未来の子供向けアニメってこうなるのかなーと思わされたんだけど、XEBECはその後サルゲッチュみたいなCGアニメをやってないんだよなあ。もったいない。今はきらレボインパクトが強いため女児向けで実験中という印象だけど、サルゲッチュとは違ってホントにただ安いだけの作りに見えて仕方ない。


あーそういやFREEDOMって売れたのかな。そう、神風動画くらいになってくるとまた別だと思うんだけど、あのスタイルでTVアニメを毎週ってのは無理だろうし。
これだけ「どうにかなっちゃうんじゃないか」と思われた00年代でこの肩透かしなので、10年代に大きく変わることは、まあ無いのかなあ……。漫画的表現の存在が3DCG化を強力に阻んでいることは間違いないので、佐藤順一が居なければ大分違ったのかなー。


あと魔法遊戯とかホッタラケとかあったけど忘れてた。まあいいや。